アレから一日中回って、クリスマスツリーの前へ来た。

そろそろ、伝えないと。

今思い出すと、色々あったなぁって想う。

最初は、私が忘れ物をして、それを届けてくれたっけ。

あの時は、めっちゃ言葉がカミカミで笑われたっけ。

そこから、友達の紹介で知り合って、いまに至るんだっけ。

思い出せば思い出すほど、思い出が溢れてくる。

うん、心の準備出来た。

さぁ

伝えよう。

「あの、さ。ちょっといい?」

「ん?どーした?」

「突然でごめんね。私さ、君の事が「いや、まって。」」

「え?」

なんで、遮ったの?

期待して、いいの?