「もうこんな時間かー、そろそろ帰んなきゃね」










「だな。送るよ」
















「ありがとう!」

















「ねぇ、圭。好きな人いないの?」














「いるよ。」














「え!うそ!どんな子?」













「いつもうるさくて馬鹿だけど一人でいる子を見るとほおっておけない優しい子だ」







「その子羨ましーなー。圭が彼氏なら絶対幸せになるね!」







羨ましいけどちょっと悲しい気持ちもある






好きな人いたんだ










子離れならぬ圭離れしないといけないのかー













「でもな、その子俺の事好きじゃないみたいだから俺の恋はかなわないよ」












「なんでそんなこというの!告白してみなよー!」








「俺の話はいいから。お前はいないの?」










「あ、話そらした!
まぁうちはいないかなー。」













「そうか」






素っ気ない。いつもの事だけど今日はいつもよりだなぁ。どうしたんだろう
















「送ってくれてありがとう!」












「おう。また明日な」










「うん!気をつけてねー!」











「おう!」