ずっとキミが好きだった。

「あなた…何者?」



振り向くと〝美人〟よりは、〝可愛い〟
の方が当てはまる、いかにもお金持ちそうな
女の子がいた。


「わ、私ですか?!」


そう、一応聞いてみると


「あなた以外に誰がいるのよ!」



と、一喝された。
こ、怖い…


「私は、藍乃月 舞音ですけど…あなたは?」



なんで私がこんな目に会ってるんだろ…

てゆーか、入学式は?!
そんなことを考えていたら…



「ちょっと!」


この声で、現実に戻された。


「は、はい!」


「あなたねぇ……
私は道明寺 せな ✡ドウミョウジ セナ✡

あなた…いや、舞音。

逸希くんに近づかないでくれる?」



……ん?



「ど、どういうことでございましょう!?」



焦って変な言葉になっちゃった…。
それを聴いて、せなちゃんが口を開こうとした時、


「舞音ー! 何やってんのー!?
早く行くよー!!」


というはるちゃんの声が聞こえた。

あー、助かった!
ナイス!グッドタイミング!!
はるちゃん!!


「今行くー!
では、せなちゃん。失礼します」


そう言ってペコリと会釈をした後、私は教室を出た。