電車はすぐに来た。
ある意味ほっとしたので良かった。
電車に揺られながら、2人で話をしていた。
「柚葉って意外に頭いいよな。
今度、教えてもらおーかな。」
私はすぐに言った。
「意外にって失礼だね!
でも、駿くんも頭いいじゃん!私が教える必要ないと思うんだけど!」
謎の褒め合いが始まって、私は笑った
『次はー、○△駅ー。』
アナウンスが聞こえた。
「あ、私の降りる駅。」
私は駿くんに言った。
「わかった。」
電車のドアが開いて、私たちは降りた
駿くんは私を家まで送るって言ってくれたけど、それは断った。
「家は駅からすぐだから大丈夫!ここまででいいよ!ほんとありがとう!」
駿くんはわかったって言った。
すぐに駿が乗る電車が来たので駿くんを見送ってから私も帰ろうと思って振り返った時
ズキン
「いたっ…」
いきなり頭を金槌で殴られたみたいに痛かった。
実はこれ、今日が初めてじゃない。
今までも何度かこういうことがあった
でも、すぐにおさまる。
今回もすぐにおさまったので、そのまま帰った。

