私とは大違いの由麻。



由麻のおかげで今私はみんなと笑い合える。



実を言うと、1年生の時は友達なんて1人もいなかった。



別にいなくても良かった。



いじめられてた、ってわけではない。



私は口下手で、仲良くしてくれてても
うまく言えなくて、みんな私から離れていった。



だから、元からいらないと思って生活してたんだけど



あるとき



ある女子グループが私のことを話していた。



派手なグループの子たちだった。



「ねぇ、そーいえばさー、うちのクラスにさ、いっつも1人でいる人いるよねなんかさーめーっちゃ暗くない?笑」



「あー!わかるわかる!あーいうのいるとクラスの雰囲気悪くなるよねー」



私は教室に忘れ物をして取りに来た時だった。

この時思ったのは、ほっといてくれればいいと思った。



忘れ物を取りに来たけどもういいやって思って、帰ろうとした時だった。



「私はそんなこと思わない。
私、高宮さんはすごくいい子だと思う頼まれてないこともしっかりやってくれる。
あんたたちみたいに人の悪口は言ったりしないいい子に違いない!」