いつも通り6時30分に目覚まし時計が鳴った。



まず起きたら体温を測る。



ピピッと鳴って取り出す。



よし、平熱。問題なさそうだ。



リビングに降りて行くと、お母さんが朝ごはんとお弁当を用意してくれていた



「お母さん、おはよう」



お母さんも手を止めて私を見て



「柚葉、おはよう。朝ごはんできてるよー」



そのあと、お兄ちゃんと葉月も起きてきた。



「おはよう、お兄ちゃん、葉月」



「おはよう、柚葉。体平気か?」



「うん、大丈夫!」



「おねーちゃん!おはよー!」



葉月は今日も元気いっぱい。



朝ごはんを食べて部屋に戻って支度をする



スマホがチカチカ光ってる



スマホを取って画面を見る



駿くんからメールが来ていた



件名: 無題
今日、話したいことあるから一緒に帰れる?



話したいこと?なんだろう。



私はかなり気になった。どうしてかわかんないけど。すごく気になる。



分かったと、返信を返した。



7時40分家を出る



「行ってきまーす!」



お母さんがリビングから出てきた



「柚葉!薬、ちゃんと持った?先生には言っといてあるからね?」



「うん、持ってるよー。大丈夫!分かった」



私は駅に向かう



改札口を通って電車を待つ



いつもと同じように電車が来る



電車に揺られる。ふいに思い出す。あの言葉。



『あと、半年』



学校では、泣かないようにしないとね



学校がある駅に着く



私は電車を降りて改札口を通る



同じ制服を着ている人が何人も通っていく



私もついていく