お母さんは片付けをしてくれる



葉月をお風呂に入れるのは私の役目



「葉月!お風呂行こうか」


葉月は笑顔で走ってきてうん!って言った。



お風呂に入ってる時は葉月は歌を歌う



最近、保育園で歌を歌ってるらしくかなり好きになったみたい。


今ではどこでもよく歌う。



「おねーちゃん!髪の毛洗ってー」



はいはい、と言いながら湯船から出る



先に柚葉を上がらせてから、私は少しゆっくりする



お風呂から出たら今度はお母さんがお風呂に入ってる。



「あ、柚葉。葉月の髪の毛乾かしてあげてー」



わかったーと返事をしてパジャマに着替えて葉月のところに向かった。



「葉月!髪の毛乾かすよ!」



葉月の髪の毛を乾かしながら、少し考え事をした。



少しだけ気になってたこと。



ドーナツ屋にいた時、駿くんは私に好きな人のことを聞いたのだろう。



そして、好きな人ということについても考えてみた。




考えてもわからない。



考えてわかるようなものじゃないのかもと思ったので、考えるのをやめた



葉月の髪の毛を乾かしたあと、お母さんの部屋に連れて行き、絵本を読んで寝かしつけた。



自分の部屋に戻って、自分の休息の時間が訪れた。



ふー、ため息をついてベットに横になった。



ふと、机の上に置いたスマホがチカチカ光っていた。



スマホを取って画面をつける



駿くんから返信が来ていた。



メールボックスを開く



件名: 無題



俺が送りたくて送ったんだから!
俺も今家に着いた。
また明日、学校でな。



駿くんから来ていたメールを読んで閉じた。



私はそのまま寝てしまった。