「キスと告白…普通は逆だよね?」


え…?


「雪哉…あんたはいきなりすぎるのよ。」


弥生…?


「熱出して寝てる女の子を襲うなんて…最低だよ!」


うん…俺は最低だよな…。


「でも…うれしかった…。やっと幼なじみじゃなくて1人の女の子として扱ってくれて…うれしかった…。」


え?…え?


弥生の言ってることがすぐに理解できなかった。


うれしかった…?


え…?


「やっぱり雪哉は唯兄の弟だね。本当に鈍感だよ。

あたし…ずっと前から雪哉が好きだったよ?」


弥生が…俺を…好き?


嘘…だろ?


呆然状態の俺をよそに弥生は話を続ける。


「いつからだろう…小学生くらいからかな?

雪哉がモテるのも、陽夜先輩と雪哉が付き合った時も…

すごく苦しかった…。

きつかった…。」


そうだったんだ…。