唇を離した彼は、だんだんと唇を下へ移動させていく。
「これ、脱がしずれー」と言いながら、ナイトブラをたくしあげ、脱がされた。
だって、今日はそんな予定じゃ・・という抗議は出来なかった。
彼が胸をもみながら、片方の頂を口に含むから。
「っや、あっ、はぁ、」自分でもびっくりするくらい、甘ったるい声がでる。

 すっかり、彼に委ねていたら、とうとう指を入れられた。
うっ、少し痛みを感じた。
息を吐いて、痛みを逃す。
私の異変に気付いた彼が、「初めて?」と、聞いてきた。
「そんなようなもん。」と答えたら、「何それ?」と理解出来ない様子だった。

 でも、それ以上話す余裕は、お互いに無くて、取りあえず彼はまたゆっくりと指を抜き差しし出した。
痛み意外の感覚を感じ始めた。
そんな私の反応を見て、指を引き抜かれた。
ああ、いよいよだ。

 「いい?」と聞かれて、コクコクと頷く。
目を瞑って、迫り来る痛みに耐える。
ものすごく痛い、めりめりと入って来る感じがわかる。
ただ耐えるしか出来ない。
あまりにも痛そうに見えたのか、一旦停止された。
うっすら目を開けると、「大丈夫か?」と、聞かれた。
とっさに、「うん、大丈夫。止めないで」と訴えた。
元彼にはそんな事思わなかったのに、だから、ダメになったのかも。
そんな事考えてたら、また、痛みが襲ってきた。