休み時間。
「一城さんって、本郷くんと仲良いよね?
付き合ってたりするの?」
一城さんは、目立つ本郷くんといつも一緒にいる女の子で、自己紹介のときに彼女もピアノをやっていると言っていた。
一城さんと本郷くんは、もうたくさんのクラスメイトに囲まれて人気者だった。
「幼馴染みなの。家が隣で」
「本郷くんってかっこいいよねぇ」
「そう?ガサツだし、声大きいし、背小さい方だし、そんなことないじゃん?」
一城さんの発言に周りにいた皆が笑う。
「なーんか、ディスられてる気がする!」
目立つ男の子たちのグループにいた本郷くんが、大きな声で一城さんのほうに叫んだ。
そこでまた笑いが起こる。
もう、目立つ感じのグループは決まっちゃってる。
友達できるのかな。
