リア「ねーねーねーねー!さっきの放送聞いててくれたー?」

そう問いかけた先にいたのは三年間同じクラスで一番仲のいい長浜マリだった。

マリ「うん、聞いてたよー。なんかいつもより声が可愛くなってたよー。ふふっ」

き、緊張してたんだよ!と言い返しながら何となく恥ずかしかったのでほっぺたを引っ張る刑に犯しておくことにした。

マリは黙っていれば容姿端麗ですごくモテる。だが、話始めると宇宙人なのがばれてしまう残念系女子なのだ。いや、これは変人という意味の比喩であって実際は宇宙出身とかじゃないよ?まぁね、私もよく宇宙人だって言われるんだけど、マリほどじゃないと自分では思っている。

マリとは毎日一緒に下校していた。
今日もいつも通りマリと帰っていた時に、

マリ「・・・ねえ、リアってさ好きな人とかいないの?」

って聞かれた。マリがこんなこと聞いてくるなんてものすごく珍しい・・・!雪が降りそうだ。

リア「え・・・、どうしたの急に。恋愛なんて全く興味なかったじゃん」

マリ「いやぁ、地獄の使者が私を呼んでる気がしたんだ。」

こう、理解不能な単語が来たらスルーするのが一番!!

いつものように、傍から見たら会話になってない会話を終え駅で別れた。