休み時間。

隣の5組に愛花を呼びに行く。私の日課。

愛花は友達もいて、その上可愛い。

そして、私を裏切りもしないでしてくれる。

「あの、愛花呼んでもらえませんか?」

5組の近くにいた女の子に声をかける。

「…ぁえーとちょっと待っててくれる?」

すごい動揺してる…私がいじめられてるの広まっちゃったんかな?

その女の子が愛花を呼びに行った。

だが、愛花はこっちを見ずずっと違う子と話している。

どうしたんだろ?

少し経ってその女の子がまたこっちへ来た。

「えーっと…愛花今手が話せないんだって…だからゴメンね?あと…」

その女の子は少し黙ってそれから

「これからも迷惑だから来ないでって」

その言葉に私の胸は大きく弾んだ。

愛花が…?そんなまさか…。

だって愛花は私がいじめられていることも知っていて……今更なんで…

その女の子はそれだけいうとどこかへ行ってしまった。

でも…諦めない。もう一度愛花と話合わなきゃ…。

休み時間のチャイムがなり私は急いで教室へ戻った。