ガラガラガラ

みんなの視線が私に集まる。視線痛すぎ……。

「うっわ。汚いのが来たよ。」
「やっばwキモすぎww」
「お前ほんとうざい。」

クラスメートから浴びさせられる罵声。

お前らのほうがきたねーよ。
お前らのほうがキモいよ。
お前らのほうがうぜーよ。

なんで私がこんな目に合わなきゃいけないの?

我慢我慢…。

反抗したら負けだ。

私は負けない。

こんな奴らに負けるほど私は弱くない!

毎回毎回そう、自分に言い聞かせる。

そうでもしないと、きっと精神が壊れてしまいそうになるからだ。

でも…私には味方がいる。隣のクラスだけど…。心強い。

幼馴染だ。名前は、冬丈 愛花。

愛花がいるから私は耐えられるんだよ。
愛花は、私を裏切らないよね?
信じてるから。

けど、その信用が破られたのも束の間だった。