イルミネーションの近くの場所だ!

ここからなら近い…

よし、行くか。

靴紐を縛り直して私はまた歩き出した。

数十分後…

「はぁ…ついたー!」

良かった。無事来れた。

でも…何か。

カップル多くね?……。なんでさっき気づかなかったんだろ。カップル多すぎて逆に惨めな気持ちになってくるよ…。

…そっか。多分瑠依が一緒にいたからなんだ…。

瑠依…。

綺麗な人だったなー。

「…あれ?未空?」

…え?

後ろを振り向くと見たことのない青年がいた。

「…誰ですか?」

恐る恐る聞き返した。

「あ…あー。覚えてない?ほら…ごめん。やっぱり……なんでもない。」

はぁあ?なんなんだよこいつー

「あーそうですか…。」

その青年は無言で去って行った。

まじでなんだったんだろ…

「未空ー!!」

次はだ…れ……

「瑠依…来てくれた…?」

けれどそんなことも無視して瑠依は少し怒りながら

「未空!危ないだろ!こんな夜中に不審な奴に捕まったらどうするんだよ…」

瑠依まで…