クルンとした茶色い髪。



俺をまっすぐ見つめる茶色い澄んだ瞳。



薄ピンク色の頬。



真っ白いワンピースに大きな赤いリボンが背中に付いている。



大事そうに抱えているテディ−ベア。





ニコッと俺に笑いかけるその女の子に俺はあっという間に心を奪われた。





この世にこんな可愛い子がいるのかとびっくりした。




俺はその場に立ち尽くしてしまっていたが、母に呼ばれて屋敷のなかに入っていった。





あの子は誰だろう??




名前はなんていうのかな??




俺はワクワクしていた。





そして、ある部屋に通され、、豪華そうなイスに座った。




そして、女の人が母と話している。




母がいきなり俺に言った。





“今日からここに住むからね”





母の突然の言葉に、バカな俺の頭はついていかなかった。