「お前名前は?」

「水沢ですけど…」

「じゃなくて下の」

「明日菜です…水沢 明日菜。」

「ふーん
俺は柊 十織(ヒイラギトオル)
ちなみに
この学校の王子ね~」



え、なんかこの人自分で王子って認めちゃってるよ…


ナルシストなのかなぁ…?


「ブ―」


あひゃひゃひゃひゃひゃ


「なに笑ってんの?
明日菜ちゃん?ニコッ」



いや、その意味深な笑、
めっちゃ怖いです…


そうおもったのはつかの間。
王子は私の耳元に顔を近づけ…


「ひゃぁっ」


王子は私の耳元で囁いた。


♢明日菜side♢