「マジで何なんだコイツw」
『匿ってやっている代わりに剣術を身に付けろと言ったんだが、そもそもコイツ運動音痴なんだよ……』
「そりゃ最弱王にもなるわな」
『う、うるせぇ!』
「ワロスw」
『さっさと最弱王決定戦始めるぞ』
「100%ガバルゴが」
『勝つネ』
ピーターとレイゼルが見事な言葉のリレーでギルセルクをバカにする。
『チクショウ! 次は負けないぞ!』
『スタート!』
『ギルセルク、勝ったら、奇跡……』
『舐めるんじゃねぇ!』
ギルセルクが無謀な特効を仕掛ける。
『あっ……』
転けた。
『負け、認めろ……』
ガバルゴが転けてうつ伏せになったギルセルクの頭のすぐ隣に剣を突き立てて脅す。
『はい降参です』
『勝負あり! 勝者ガバルゴ!』
「頑張ったな! 最弱王w」
『流石は六連続最弱王ネ……』
『ギルセルク、頑張った……』
『やめろお前ら!』
『ハッハッハ、まぁこればかりは仕方がないな!』
『チクショウォォォォォ!!』