前書き

今回からしばらく少女要素消えます。飽きるかもです。お気を付けて下さい。

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「ここか……なかなか立派な所だな」
おそらく剣をやっているであろう、そこの大きな看板には同じく大きな文字で【剣術の宴】と書いてある。

ガチャ……

『やっぱり来たか……【ピーター・クラム】……』
【剣術の宴】の主であろうムッキムキのマッチョなオッサンがピーターの名前を呼んだ。
「え!?」
突然自分の名前を呼ばれたピーターは思わず驚いた。
『お前さん……元【ベル王国】軍の将をやってたらしいじゃねぇか……』
「人違いだ」
『……じゃあその全身傷だらけの体はどう説明するんだ?』
「コレは……その……」
『図星かよ! 言っておくが俺は町一番の物知りだ、情報量で俺に勝てる奴はいない!』
「そうスか……」
『俺の名は【ドラク・グレヴァーン】、ようこそピーター! 【剣術の宴】へ!』
「お、おう……」
『よし、じゃあ表出ろ。お前さんの実力が知りたい』
「物知りなら俺の実力を知っているだろう?」
『ハハッ! まぁな、だが一応試験だからよ』
「試験……?」
『そうだ、自分の剣術を磨きたいならまずはその磨きたい剣術を俺に見せてみろ』
「よし分かった」