その後、凛太朗さんは13時ピッタリに仕事を切り上げ私のことを迎えに来てくれた。
寧々さんにお礼を言い、車に乗り込んで約3時間程高速を走らせて私の実家に到着。
昨夜同様に自己紹介をして、特注で注文したらしき特上のお寿司と母の手料理を並べ、結婚の挨拶を済ませた。
最初は凛太朗さんが社長と言う立場であることに驚いて不安な表情を浮かべていた両親も、凛太朗さんの王子様オーラにやられてしまい、あっさりと「娘をよろしくお願いします」と話がまとまった。
よほど嬉しかったのか昔のアルバムを持って来て、恥ずかしい昔話を永遠と凛太朗さんに聞かせていて、やめてほしいと思ったもの、笑顔の両親になにも言えずに黙っていた。
私の実家を出たのは夜の19時を過ぎた頃。
泊まっていけと言われたもの、私も凛太朗さんも仕事の為、また来ると言い家をでた。
再び車を走らせて数時間。門限ギリギリに寮に到着する事が出来て、凛太朗さんと別れた。
結局、あのメールの意味は聞く事が出来ないままだった。
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