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寧々さんに案内された浴室は、これまた驚くほど広い浴室だった。白黒を基調とした室内。周囲は全面ガラス張りに加えて円形のバスタブ。
その中はぶくぶくと泡が湧き上がり、桃色にライトアップされ、とてもいい香りがした。
頭から身体に掛けて持参したシャンプーにコンディショナーで髪の毛を洗う。
そして、顔や身体を全て洗ってからバスタブの中に入いると張っていた緊張が解けたのか、大きな息が口からもれる。
(はぁっ…気持ち良いお風呂かも)
こんな豪華なお風呂を家で体験出来るなんて。仕事終わりに凛太朗さんのご両親に挨拶をして、今日は疲れたから癒されるな。
誰も見ていない事をいい事に、手足を伸ばし肩が見えなくなるまで身体を沈める。
なんとか、挨拶は終わって一安心だけど…これからどうしよう。
先ほどの凛太朗さんとの会話を思い出して、羞恥心がお風呂の泡と同じようにフツフツと湧き上がってくる。
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