「うわぁ、綿あめだ!」


しかも、クジラの綿あめは貝殻の形をしていたのです。
食べてみるとほっぺたが落ちそうなほど甘くて美味しいのでした。


ネモはしっぽをピンと立てて喜びます。
そしてクジラの口にどんどん、こんぺいとうを入れました。


赤いこんぺいとうはお魚に。
黄色いこんぺいとうは巻き貝に。
そして白いこんぺいとうはカモメになりました。
緑のこんぺいとうはやしの実になっています。


「なんて素敵な綿あめ!」


クジラもご機嫌で綿あめを吹きながら言いました。


「なんて素敵なおやつ!」