入学してから数か月たった。


毎朝真夜と山崎君と一緒に帰っている。


クラスにも馴染め、話す人もできた。


鈴音ちゃんという友達もできた。



「結芽~今日歌のテストだよぉ~!」



「確かにあれは公開処刑だよね」



「しかも、校歌だよね!」



「好きな曲歌いたいなぁ・・・」



「でもさ結芽って歌上手そうじゃん?」



「鈴音も上手いでしょ?」



「上手くないもん!」



鈴音ちゃんはとても明るく可愛い子だ。


授業も始まり歌のテストの順番を決めている。



「じゃぁくじで決めますよ」



やっぱりなぁ・・・。


1番からがいいんだが31番からだったら最悪だ。


私は26番なので最後からだったら確実に回ってくる。