「僕の勘だけど、未だに裏山さん脅されてるんだよね?虐められてるんだよね?」
「…」
「見てると何となくわかるよ?その左手首の傷とか…」
陽向は何も言わずにそっと左手首の傷に触れる
「無理しなくていいんだよ?裏山さん?
蓮にはもう同じことを繰り返して欲しくない。
それに苦しむ姿は見たくないんだ」
「…涙」
「僕は幼なじみとしてグループのの一員として蓮には恋も仕事も頑張って欲しいし叶えて欲しい
それは蓮のためでも裏山さんのためでもある。
ちゃんと向き合って欲しいんだ。お願いします」
「でも…」
「蓮だって本当は心配してるよ? ほらね?」
そこにはこっそりとこちらを見る蓮先輩の姿が
「あとは2人でね?」
「あ…いや…その…」
頑張れ。蓮



