【過去】
中学2年の時、学校1可愛いと有名な女の子がいた
初めの頃は女子なんてみんな同じだと思って見向きもしなかった
別に接点もないし、これも言って「噂」しか聞くこともなく何も無い日々

そんなある日たまたま4人で居た図書室のドアが開いた
滅多に入ってくる人なんていないからドアがあいて4人は驚いた

そこに入ってきたのは噂の女子だった…

「なに?」

蓮のその言葉に驚いたその子は「ご…ごめんなさい…涙」と逃げようとした

蓮は不意に「まてよ!お前ないて…」そう言って腕を掴んだその手は震えていて怯えてるようだった


その1件から少しずつ話すようになって名前も知った
今でも忘れないよ…水野かれん…。

かれんとは少しずつ色んな話をするようになって自分が男性恐怖症だと教えてくれた
4人はそんなかれんを優しく包み込んで「一緒に克服しよう?」と約束を交わした

そしてある日蓮はかれんに恋をした

毎日の中で少しずつ引かれていてそれはかれんも同じで付き合うまでに時間はかからなかった

トラウマが男性恐怖症がすぐに治るわけでないでも日々で一緒にいる蓮とかれんは付き合ってると学校中の噂になった


そりゃ学校でイケメンな4人が女の子といる。
それもあの可愛いと噂される女子で…

応援するね?なんて100人中100人が言うわけない
よく思わない人がいるのも当たり前で
3年にあがる頃かれんは虐められるようになった

蓮には正直色んな噂がある
女好きだとか、彼女がいっぱいいるとか、まぁいい噂では無い。見た目と雰囲気の勝手な噂なのだけど

噂と僻みで2人はだんだんギスギスし始めた
かれんは、いじめのストレスと…自分の気持ちを言えない事ですれ違い。
蓮はかれんが何も言ってこないことで、何を思ってるのか全く分からないといった様子ですれ違い。

3年の三学期2人は別れた

あとから蓮に聞いた話によると別れ際
かれんは「ありがとう…トラウマ…克服できて良かった。でも、蓮とはもう一緒に居られない…ごめんね?
あたし好きな人出来ちゃったの…ばいばい」と言ったらしい…


ホントの事は聞けず蓮はそのまま立ち尽くしていたらしい

蓮の初恋は終わってしまった

かれんはちゃんと蓮に感謝している。けどいじめのこともあって悩んでいた初めは好きな人…それは嘘だって思ってたけどホントだったみたいで今でもその相手と付き合ってる…


蓮は顔がいい分
いい噂も良くない噂もあるしその噂は直ぐに拡がってしまうだからこそ…後悔してるし尚更…初恋だからかれんのことは忘れられない…自分のせいだと…。