璃々side

「なぁ?聞いてるか?」

「おい!」

「裏山さん?」



あたしはここにいていいのかな?ふと練習中に思った。
足を引っ張ってるんじゃないかな?嫌われてるんじゃないかな?
もう一度悩んでしまったら終わり…ずっとマイナスがループする

「おーい!裏山さん?大丈夫?」
ん?あたしに話しかけてる?

「え?あ。大丈夫です」
忘れてた…練習中…

「やっぱ少し休憩!お前らテキトーにしとけ!ちょっとこい!」

え?あたし!?
蓮先輩に連れられて廊下に出る

「お前は今何を考えてる」

何って…それは…

「最近元気ないぞ、周りの事を気にしてるなら気にしなくていい」
周りの事…たしかに気にしてる。コソコソと言われてること脅されてること全部気になっている

本当はみんなの言う通りなんじゃないか…と

「気にしてません。あたしはいたって普通です」

「なら、何故上の空なんだ」

「それは…。」

「もういい!勝手にしろ!」

あ。滅多に怒らない人を怒らせてしまった…