祐叶「なぁ、真美?」



Mami side
祐叶に連れてこられたのは、学校の屋上だった。
そして、祐叶は静かに俺を呼ぶ。
その声には、切なさと少しの哀しみが込められていた...。



真美「ん?」
祐叶「お前は、何を隠してる?
何を...1人で背負ってる?」
真美「...(空笑い)


何も隠してないし、背負ってもいない。
俺なら大丈夫!」
祐叶「...嘘つき。」
真美「えっ...?」
祐叶「なんで?


...なんでそうやって誤魔化すんだよ!!
なんでそうやって1人で抱え込むんだよ!!!!!
なんで...。」
真美「...。
ほんと、大丈夫だから。」
祐叶「...真美...。」
真美「俺は...。
俺は、大丈夫!
俺の心配なんかしてねぇーで、自分の心配しろよ笑
祐叶こそ、疲れてない?
抱え込んでない?」
祐叶「...。
俺は、大丈夫!
俺は、真美のほうが心配。」
真美「...(大笑)」
祐叶「...ん?」
真美「2人でお互いの心配してやんの笑笑
なんか、おもしれーな笑」
祐叶「...!!ほんとだ笑」


Yuto side
彼女は何を隠してるのだろう...?
何を1人で背負ってるのだろう...?
しかし、その傷を隠すかのように、彼女は笑った...。













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