祐叶「おはよー!」



Yuto side

次の日。
いつも通り学校に行って、先に来ていた真美に声を掛ける。
そうすると、彼女はいつも通り振り向いて、



真美「おはよー。」



そう言った。
しかし、いつも通りなのは言葉だけで...。

振り向いた彼女は、とても疲れた顔をしていて、頬がほんのりピンク色に染まっている。
そんな彼女に、俺は問いかける。





祐叶「なぁ、真美?」
真美「...ん?」
祐叶「...体調、大丈夫か?」
真美「えっ...?


(少し慌てたように)大丈夫、大丈夫笑!
ちょっと、昨日寝たの遅くてさ笑」
祐叶「...。


真美?」
真美「ん?」
祐叶「...ちょっと、こっち来い。」



Mami side
一言そう言うと、祐叶は黙って俺の手を引いた。
その時、ほんの少し、祐叶の手が震えている気がした...。