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「「おめでとうございます!!」」
「ありがとう!」
奏多に会いに行った次の日。
私は、喜連の倉庫に呼ばれた。
‘‘クリスマスパーティー兼私のおめでとう会’’
毎年行うクリスマスパーティーで、恒例なのが…、
「もーも!」
ベチャっ…。
「…ぅえ、」
「「あはははははっ!」」
顔面ケーキ。
1つ確認だけど、クリスマスパーティー兼私のおめでとう会だよね?
私は主役だよね?
「もーう!!」
「うーわ!お前っ…!」
私に容赦なくケーキを投げてきた龍也。
ゲラゲラお腹を抱えて笑う龍也に、私は自分の顔や手についたケーキをつけ返す。
「お前なあー!」
「わー助けて芽衣ー!」
楽しい日常が戻ってきた。
私の居場所が戻ってきた。

