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「お疲れ様です!」




グッタリした感じで帰ってきた幹部のみんなに、ハイテンションで声をかけるシュウト。


だけど、そんな挨拶を見事に全員無視。



相当疲れたんだろう。




「龍也、芽衣が上で待ってるよ。」


「おう。行ってくるわ。」




だから、私はこうして元気になる種をみんなに撒いてあげる。



さっきまで重そうだった龍也の足は、芽衣に会えるとわかった途端軽くなった。


そんな彼は喜連の副総長、柴田 龍也(シバタ リュウヤ)高校2年生。


奏多とは腐れ縁らしく、私の親友の芽衣の彼氏。


友達想いで、そして芽衣のことをすっごく溺愛している。




「桃さん、こんばんは。」


「よっ、春翔!」




飯田 春翔(イイダ ハルト)高校1年生。


優しいし、紳士だし、周りがよく見えてる。