目のやり場に困って、視線を泳がせるのに、 「ほら、おまえも……」 着ていた浴衣を肩口から脱がされて、鎖骨に唇を付けられた。 帯が解かれて、浴衣が下に落とされると、 「…下着、取れって」 言われるままに外すと、そのまま横に身体を抱え上げられた。 「…な、何して…っ」 「……黙ってろよ」 横抱きにして露天風呂まで行くと、私を抱えたままで湯舟の中にゆっくりと入った。