○手をつなぐ

ボクは
帰り道に、
よく彼女と
手をつないでいる。

彼女の
歩く速度に
合わせやすし。
小さな
柔らかな手が
とても好きだ。

「冬はもう離せない」

彼女より、
ボクの手は
いつも
ぽかぽかと
しているみたいで。
カイロの
代わりになりそう。

ボクの心の
ドキドキが
血液の温度を
みるみるあげて。
きっと彼女を
温める。

いつまでも。