「そうだ、先輩!」

「ん?」


コーヒーを入れながら、真宮くんの方に振り向く。


「俺もまだ残ってるんで、仕事終わったら来てくれません?」

「え、あ、うん…?いいけど…』

「じゃあ、待ってます。」


笑顔でそう言う真宮くんに、私は不思議に思った。


もしかして、待っててくれるのかなって。