「土方さんのところに通うようになってどれくらいたつんだっけ?」
島田さんがいない時には、木村さんは土方さんとの話ばかりききたがる。
私はいつも早く島田さん戻って来ないかなぁと思いながら適当にはぐらかす。
「七日ですけど、なんでですか?」
「いや、別になんでってこともないんだけど。
どんな様子なのかなぁと思って」
この七日の間に私が土方さんの家に毎夜通っているという話は新撰組内にすっかり知れ渡っている。
おかげで以前のように私にちょっかいを出してくる男はもういない。
実際のところ、私と土方さんはまだ体の関係など持っていないけれど、
そのことを人に話す必要はまったくない。
「木村さんに夜のことを根掘り葉掘り聞かれるって、
土方さんに言っておきましょうか?」
「いや違うよ! そういうつもりじゃないよ!」
「冗談ですよ」
「そういう命に関わることは冗談にならないって」
「あはは」
笑いながら私はこれから先のことを考える。
島田さんがいない時には、木村さんは土方さんとの話ばかりききたがる。
私はいつも早く島田さん戻って来ないかなぁと思いながら適当にはぐらかす。
「七日ですけど、なんでですか?」
「いや、別になんでってこともないんだけど。
どんな様子なのかなぁと思って」
この七日の間に私が土方さんの家に毎夜通っているという話は新撰組内にすっかり知れ渡っている。
おかげで以前のように私にちょっかいを出してくる男はもういない。
実際のところ、私と土方さんはまだ体の関係など持っていないけれど、
そのことを人に話す必要はまったくない。
「木村さんに夜のことを根掘り葉掘り聞かれるって、
土方さんに言っておきましょうか?」
「いや違うよ! そういうつもりじゃないよ!」
「冗談ですよ」
「そういう命に関わることは冗談にならないって」
「あはは」
笑いながら私はこれから先のことを考える。