「男色……ですか」
「あぁ、男色の経験はないから、驚いたよ。
まさかこのオレが男に一目惚れするなんてってな」
「……」
「で、腕の立つ島田とコンビを組ませれば安全だろうと思ったんだが、
それでも不安で受けのうまい木村を近くに置いたんだ」
「……」
「おまえが転びそうになったのを受け止めて、
おまえが女だと気づいた時はオレも驚いたけどそれ以上にホッとした。
オレが惚れた相手は男じゃなくて女だったんだってな。
篠田伊之助ではなくて……
そういえば本当の名はなんというんだ?」
「篠田紀乃と申します」
「そうか紀乃か。
オレが惚れたのは篠田伊之助ではなく篠田紀乃だ」
本当の名前を土方さんによばれると、
それだけで体の芯が熱くなるのを感じる。
私は平静を装うために質問する。
「それで私をどうするおつもりですか?」
「どうするおつもりって、
男女の仲ってのはどちらか一方が勝手に決められるものではないだろう」
「男女の仲……」
さらに体が熱くなるのを感じる。
「あぁ、男色の経験はないから、驚いたよ。
まさかこのオレが男に一目惚れするなんてってな」
「……」
「で、腕の立つ島田とコンビを組ませれば安全だろうと思ったんだが、
それでも不安で受けのうまい木村を近くに置いたんだ」
「……」
「おまえが転びそうになったのを受け止めて、
おまえが女だと気づいた時はオレも驚いたけどそれ以上にホッとした。
オレが惚れた相手は男じゃなくて女だったんだってな。
篠田伊之助ではなくて……
そういえば本当の名はなんというんだ?」
「篠田紀乃と申します」
「そうか紀乃か。
オレが惚れたのは篠田伊之助ではなく篠田紀乃だ」
本当の名前を土方さんによばれると、
それだけで体の芯が熱くなるのを感じる。
私は平静を装うために質問する。
「それで私をどうするおつもりですか?」
「どうするおつもりって、
男女の仲ってのはどちらか一方が勝手に決められるものではないだろう」
「男女の仲……」
さらに体が熱くなるのを感じる。