「いや、それを言うならおしるこってのは糸を引いたり固まったりしないもんでしょう」
島田さんは二杯目の甘味に夢中で私の抗議がまた聞こえなくなっている。
巨体を丸めて、
まるでハチミツを舐めるクマのような姿で一心不乱に水あめの塊をほおばっている。
きっと今なら蜂に刺されても気づかないだろう。
「たいしたもんだな篠田は」
土方さんがニヤニヤしながら言う。
「だいたいみんな何から抗議していいのか分からないから我慢して一杯だけ食って逃げていくんだが、
さっきからなかなか的確な抗議だ。
それに一口も食おうとしないところに気骨を感じるな」
「そうですよね、
島田さんのおしるこには何か逆らいがたい迫力があるんですけど、
篠田さんは負けてませんよね」
木村さんも笑いを堪えることを諦めたのか完全な笑顔で言う。
「みんなこれを食べたんですか?」
「だいたいみんな一度は食べてます。
まだ二度食べた人の話は聞いたことありませんけど」
木村さんの言葉に土方さんがプッと噴き出してしまう。
島田さんは二杯目の甘味に夢中で私の抗議がまた聞こえなくなっている。
巨体を丸めて、
まるでハチミツを舐めるクマのような姿で一心不乱に水あめの塊をほおばっている。
きっと今なら蜂に刺されても気づかないだろう。
「たいしたもんだな篠田は」
土方さんがニヤニヤしながら言う。
「だいたいみんな何から抗議していいのか分からないから我慢して一杯だけ食って逃げていくんだが、
さっきからなかなか的確な抗議だ。
それに一口も食おうとしないところに気骨を感じるな」
「そうですよね、
島田さんのおしるこには何か逆らいがたい迫力があるんですけど、
篠田さんは負けてませんよね」
木村さんも笑いを堪えることを諦めたのか完全な笑顔で言う。
「みんなこれを食べたんですか?」
「だいたいみんな一度は食べてます。
まだ二度食べた人の話は聞いたことありませんけど」
木村さんの言葉に土方さんがプッと噴き出してしまう。
