島田さんは丼を私に差し出す。
「……」
とっさに受け取ってしまったものの、
私は丼の中の水あめの塊を見つめたまま言葉を見つけることができない。
「冷めると固まっちまうからさっさと食った方がいいぞ」
「おしるこがどうとかって言ってませんでしたっけ?」
「おお、オレ特製のおしるこだ。甘いぞ」
島田さんは自分の分の水あめの塊を美味しそうに食べ始める。
「そりゃ甘いでしょうよ、
砂糖をとかしただけなんですから」
島田さんは甘味に夢中で私の抗議に気づかない。
「だいたい冷めたら固まるようなものをおしることは言わんでしょう!
おしるこの”しる”は液体って意味ですよ」
「だから固まる前に食ったらおしるこだ」
島田さんは上機嫌で水あめの塊にむしゃぶりつきながらこたえる。
横で土方さんが笑っている。
木村さんは必死に笑いを堪えているようだ。
「申し訳程度に小豆が入ってますけど、
これ意味あるんですか?」
「おしるこってのは小豆が入ってるもんだろう」
島田さんは二杯目を丼によそいながらこたえる。
「……」
とっさに受け取ってしまったものの、
私は丼の中の水あめの塊を見つめたまま言葉を見つけることができない。
「冷めると固まっちまうからさっさと食った方がいいぞ」
「おしるこがどうとかって言ってませんでしたっけ?」
「おお、オレ特製のおしるこだ。甘いぞ」
島田さんは自分の分の水あめの塊を美味しそうに食べ始める。
「そりゃ甘いでしょうよ、
砂糖をとかしただけなんですから」
島田さんは甘味に夢中で私の抗議に気づかない。
「だいたい冷めたら固まるようなものをおしることは言わんでしょう!
おしるこの”しる”は液体って意味ですよ」
「だから固まる前に食ったらおしるこだ」
島田さんは上機嫌で水あめの塊にむしゃぶりつきながらこたえる。
横で土方さんが笑っている。
木村さんは必死に笑いを堪えているようだ。
「申し訳程度に小豆が入ってますけど、
これ意味あるんですか?」
「おしるこってのは小豆が入ってるもんだろう」
島田さんは二杯目を丼によそいながらこたえる。
