嘘つきなキミの甘い罠





カッコよくて家柄も良いなんてすごいなあ、と感心しているあたしの横で、


ほのかと辺見くんが苦笑いを浮かべているのが少しだけ不思議だった。




でも、その意味をやっと理解することになるのはこれから約半年後……




『え? あれ、嘘だよ? 長谷さん、まだ信じてたの』



『……へ?』



『てっきりもうバレてると思ってた』





なんて、あっけないネタバラシ。





そう……あたしは半年もの間ずっと騙され続けていたんだ!



その間に親とか親戚に言いふらしちゃったのに……



"あたしの友達に、偉人の子孫がいるんだよ!"



って自慢しちゃったのに〜!!





……で、そんなことがあってからというものの。



新渡戸くんは味を占めたらしく、あたしの顔を見るたび、嘘をついてからかってくる。