ぐしゃっとカバンを机に乱暴にかける。 ...私は...小さい頃から 透和が好き。 何歳からだろ?気づいたら透和なしでは元気が出ないようになっていた。 でも...相手は学園1の王子様。 いくら幼馴染だって言っても、告白なんて図々しくて出来ないよ...。 これが、私の『もう1人の自分』。 カナしか、この私は知らない。 私の言葉を最後に、カナが はぁぁぁ〜っと長いため息をついた。 ど、どーしたんだろ? 「か、カナ?」