ザァァ...... 木がゆれる、夏の夜。 まだ住宅街には明かりがついている時間。 俺の目の前には 背を向けたモコモコ部屋着+ポニーテールでスマホを、いじってる芽夢。 俺はベランダから、ベッドに座る芽夢に話しかけた。 「なぁ?芽夢...」 「んー?なに?」 「最近、転校生と仲いいじゃん」 「うん?魁斗君の事? とっても かっこよくて面白い人だよ!」 ...なんで、そんなに楽しそうに言うんだよ。 こっちも見てくれねーしさ。