寂しく...させたよな。 本当に悪かった。 俺も、芽夢が隣にいないのは記憶がない割に物足りなかった。 記憶戻った時は あぁ、こいつだ。 そう思った。 芽夢...。 言葉にするだけで... 頭に思い浮かべるだけで、 心臓の鼓動を大きくするのは芽夢だけだ。 俺を狂わせる。 そして記憶がなくても入ってくる。 「...重症...だな」 芽夢との繋がれた右手を見ながら言う。 ボソッと呟いた言葉は、全員に聞こえてたとも知らず...。