ピンポーン...



幼馴染の家のインターホンが鳴った。





「は、はーい...」



驚いた表情をしながらも、扉を開ける幼馴染。





「芽夢、このプリント...

なんで君が?」




扉から出てきたのは鳴海。



俺の顔を見た途端、分かりやすく怪訝な表情をした。




「あ、これね!

わざわざ、ありがとう!」



プリントを受け取り、ニコッと微笑む幼馴染とは裏腹に、


鳴海は怪訝な表情で俺を見据えた。




「...芽夢、ちょっといいかな?」




突如、幼馴染を玄関の外へ連れ出す鳴海。




俺の顔を嫌そうに見て...。

本当、感じわりーなコイツ。





「...俺、家戻ってるわ」




玄関を出て行く幼馴染に一言 言った。