「本当に、いつもいつも ありがとね?」




「ぜんぜん。

俺も家こっちだし、芽夢は危なっかしいからさ!」



ハハッと笑う魁斗君に、私は頬を膨らませた。




「じゃ、温かくして寝るんだぞ?」



「もうっ!だいじょーぶ!」


私の叩こうとする手を ひょいっとかわし、家へ帰って行った。








...退院して、今日が初めての登校日。



学校ではカナも尚君も魁斗君も よくしてくれて。



たまに つまづいてしまう私を助けてくれた。




「ふぅ...」



部屋のソファに座り込む。




学校...大変だったなぁ。


休んでいた分の課題とレポートが溜まっていた。



でも 冬休みがぶつかっただけ、良かったと思わなきゃ。