よかった。 本当に、本当によかった。 またあなたと笑える。 またあなたに愛してもらえる。 また、あなたに好きと言える。 「透和...」 誰もいない病室でポツリ...。 実感が湧いた気がした。 「透和、しっかり歩けるのね」 「.........〜〜〜〜〜〜〜〜」 透和ママと、透和だ! ベットから立ち上がって、病室の扉を勢いよく開ける。