やっとの事でたどり着いた集中治療室。 「...こ、こだよね」 ガラス張りで、室内が見える構造だった。 「透和...と、わ! ね、ねぇ!!! 違うよね?透和、じゃないよねぇ!?」 1つのベットの上に包帯を身体中に巻いた透和が目を閉じていた。 私より圧倒的に多い線の数。 室内には、ピッピッピッピッと、残酷な音が周期的に響いていた。