「...透和...ね。
集中治療室にいるの...」
今にも泣き出しそうな透和ママの顔。
震える手と声。
「え...?うそ、だぁ...。
な、んで?」
すると顔をふせる透和ママと、肩を支えてあげるママ。
目を固く瞑るパパ。
「私、を...かばった?」
誰も肯定していないのに、雰囲気で感じ取ってしまった。
「芽夢を...かばったのね。
芽夢を抱きしめながら意識を失くしたのよ」
「うそ、だ...。
う、そだよっ!
そんなのうそっ!」
痛いのを忘れるくらい、腕に繋がった線らを外し、マスクも外した。
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