結城 晴哉(ゆうき はるや)君は


学校一のイケメンと言われております。


先程、私と花が驚いた理由は…


番号が隣!つまり、席が隣ということなのです!!


(ひぇ〜!いっイケメンが私の隣に〜!ファンに殺される〜!)


彼氏いない歴イコール年齢の


ごく平凡な日々を送ってきた、私が


イケメンの隣を座るということは、


あっては、ならないこと!…なのに、なんで〜!


なんだか、ものすごい痛々しい視線が… トホホ…


そんなことを一人で考えていると、


「大丈夫?葵!ほら元気出して!イケメンとお隣さんなんて
 
 
 葵の人生では起こらないはずの出来事なんだから!(笑)」


と励まし?の言葉をくれた。


(うぅ〜…励ましてるようで、けなされてるよね…これ!)


「ありがと〜!はな〜!」


全くなんの解決にもなっていないのだが、


心配をして?くれていると信じて、お礼を言った。


キーンコーンカーンコーン  しばらくして予令がなった。


「あっ!席に座らなくちゃ! じゃあ頑張ってね葵!」


と言って花は自分の席へ戻っていった。