キーンコーンカーンコーン…


学校に着くと、靴箱の前で多くの生徒たちが


ワイワイとクラスを確認していた。


なぜかって? 今日は、始業式なのだ。


あまり人混みは好きではないが、


歩き疲れた…


早く席に座るためにはしょうがない、
 

そう思って 、私と花は、


クラス表を 確認するため 人混みを かきわけて


やっとの思いで クラスを確認した。


「やった!花と一緒だ!」


思わず声を上げて 喜んでいると、花の様子がおかしい?


「どうしたの?」


口をパクパクさせながら 花はクラス表を指して


「葵、番号が結城くんの隣だよ…!!」 

「えっ!!!!!」