放課後、いつものように下駄箱前で待っていた玲斗は、私の顔を見るなり眉をしかめた。
「また、あいつから連絡来てんの?」
図星すぎて、言葉に詰まる。
「咲桜、なに迷ってんだよ?」
玲斗の声はいつもと違って、ほんの少し…怒ってた。
「迷ってなんか…ないしっ」
うそ。本当は、迷ってる。
凌は私の“初めての彼氏”だった。
一緒に笑って、泣いて、初めて手を繋いで――
…でも、最後は、傷つけられた。
そんな私の心を、黙って支えてくれてたのは玲斗だったのに。
「また、あいつから連絡来てんの?」
図星すぎて、言葉に詰まる。
「咲桜、なに迷ってんだよ?」
玲斗の声はいつもと違って、ほんの少し…怒ってた。
「迷ってなんか…ないしっ」
うそ。本当は、迷ってる。
凌は私の“初めての彼氏”だった。
一緒に笑って、泣いて、初めて手を繋いで――
…でも、最後は、傷つけられた。
そんな私の心を、黙って支えてくれてたのは玲斗だったのに。
