ある日、咲桜がぽつりとつぶやいた。
「……高校の時、なんであんなに自信なかったんだろう」
玲斗は、咲桜の頭をぽんと撫でたあと、こう言った。
「俺がいるのに、自信ないなんて言わせねぇよ。
俺が世界で一番、お前を大事にしてるんだから」
照れながらも、咲桜は小さく笑った。
「……じゃあ、もうちょっとだけ甘えていい?」
「もうちょっとじゃなくて、ずっと甘えろ」
“ただいま”って言える場所がある。
“おかえり”って返ってくる相手がいる。
それだけで、今日もまた一緒に、生きていける。
**
彼女の名前は、桃瀬咲桜。
彼の名前は、氷室玲斗。
ふたりは、高校時代から恋をして、
今も、これからも、――恋を続けていく。
「……高校の時、なんであんなに自信なかったんだろう」
玲斗は、咲桜の頭をぽんと撫でたあと、こう言った。
「俺がいるのに、自信ないなんて言わせねぇよ。
俺が世界で一番、お前を大事にしてるんだから」
照れながらも、咲桜は小さく笑った。
「……じゃあ、もうちょっとだけ甘えていい?」
「もうちょっとじゃなくて、ずっと甘えろ」
“ただいま”って言える場所がある。
“おかえり”って返ってくる相手がいる。
それだけで、今日もまた一緒に、生きていける。
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彼女の名前は、桃瀬咲桜。
彼の名前は、氷室玲斗。
ふたりは、高校時代から恋をして、
今も、これからも、――恋を続けていく。
