春。
玲斗は県外の大学へ通いながら、咲桜の住むアパート近くで一人暮らしを始めた。

咲桜は地元の短大で保育士を目指して、日々課題と格闘中。

ふたりの関係は、恋人というより――
“家族みたいな、でも恋人以上に大事”なものになっていく。